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2018.06.25 Monday

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    大島@広尾日記#6

    2007.01.22 Monday

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      19日午後、無事生還。聞くところによると5時間半に及ぶ手術で、家族友人らを随分待たせてしまったらしい。この日、NYの学校に戻る事になっていた息子は、結果を聞けないまま病院から成田に向かった。

      19日は、朝8時に手術着に着替え、8時半に車いすで3Fの手術室(大小10室ほどあるらしい)前まで家族と行った。日本人化した外人夫は、招き猫のような手のしぐさをしながら「イッテラッシャイ、がんばって」。アメリカンでもあり、最近は『硫黄島からの手紙』に感動を受けたらしい息子は、敬礼で送り出してくれた。手術患者が数珠つなぎに並ぶ廊下。わたしの真後ろは小学1年生くらいの女の子。わたしよりずっと立派にしているようで、わたしも姿勢をただす。

      先日会った麻酔医、ちょいとファンキーな若者があらわれる。手術帽をちょっとはみ出し気味にかぶっているところがファンキー?「おっ!大島さん、ずいぶん見かけが違いますね(やつれてる?おどおどしている?)。こないだお会いした時は、アーティストって感じだったけど」と言われても……。
      この人の腕頼りの硬膜外麻酔注射、嬉しい事にその前に皮膚の麻酔をチクン程度にしてくれてからだったので、「ずしん」と圧力を感じただけだった。また点滴の管についた針は、輸血に備えて普通の「3倍くらい」という説明。かなり恐ろしく太いらしい。「まあ、あとで見て下さい」。

      全麻酔のマスクをしたら、もうあとは……意識不明。あの女の子には「バナナの匂いがいい?メロン?」とガスの選択があったようだったが、わたしには選択肢がなかったし、匂いは思い出せない。

      こうして、つぎに気がついたのが自分の病室のベッドの上。まぶしい。光がすごく目にしみる。妹や夫、Sさんが言っていることは全部聞こえていた。返事はすべて「Moo, momo, Mooo」など牛語の組合わせだけ。腹筋を使いたくなかったし、熱っぽかったから。

      飼っているネコを「子どものように」大事にしているつもりだったが、やはりこういう場面では彼らの出番はなく、目で追うのは人間の息子だった。

      エコノミークラス症候群。手術中の患者がこれになるのを避けたいという医療現場の認識があり、足に圧力をかけるハイソックスをはかされていた。さらにベッドの上では、その足にちょうどマッサージチェアについているふくらはぎマッサージ器のようなものが付けられ、規則的に圧力をふくらはぎにかける。血栓などの予防らしい。

      体から3本管(スパゲッティ)プラス酸素マスク。2日くらいの「スパゲッティ生活」らしい。腸のほうは、朝までにすっきりさせてあるので、これでいいのだろう。こうなってみると、タンがかなり苦しい。タンを吐くのに力がいるし、そうしないと息が苦しいし……。タバコを吸う人は、こう言う時にもっと苦労するらしい。

      摘出したいものが普通より上にいっていたので、通常3時間の手術が2倍近くかかってしまったらしい。癒着をとってそれごと摘出。ただの5時間半を立っていたのではなく、手術という緊張時間をそれだけ長時間過ごすという医師と看護師のpatience、精神力に敬服する。わたしはただのpatient。感謝感謝。

      まる2日、熱のせいで眠り続けのようだった。食欲もほとんどなく、手術中の姿勢のせいか肩がずれているように痛かったり、あまり気分は良くなかった。

      しかし今日、22日。
      グッドタイミングでアメリカの友だちから、国際電話。術後の連絡がいかなかったので、ひどく気をもんだもよう。わたしがHelloと言ったら、息が詰まったようになって、返事が2秒ほどもどってこなかった。

      電話で気分が軽やかになり、少々寝過ぎによるらしい頭痛はするが、早朝より動き出し洗髪(腹筋を使うので、勇気がいる!)。ドライヤーもかけた。洗髪中に先生が来室。わたしの様子を見て、最後の点滴カット、管を全部抜くことを決定。即断。後からきた看護師、少々あわてモード。

      朝食、納豆なんてでちゃって。納豆好きは、ぺろっと食べました。卵焼きだけは、カチンとした焼き方だったので、食欲が出ずに残した。

      そして、健康になった証拠にコーヒーが飲みたくなった。F&Fのフレンチモカ。このタイプとしては美味しく入れられる。

      音楽は、熱のあるときは「イルカの声」CDで十分だったが、今日から三線OKの気分。おはやしが入って、おめでたモード。
      そして、とうとうもっと元気の証拠、このブログ。
      では、ここまでで続きは今度。

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